理事長所信

万里一空

〜今日より明日、さらなる高みへ〜

2025年度理事長 髙﨑 誠志

<はじめに>
 脈々と先輩諸氏から伝統を紡ぎ、50 周年という節目を越え、さらなる進化を遂げる創立 55 周年を迎えました。我々、守山青年会議所は、「明るい豊かな社会」の実現に向けて歩みを止めることなく活動・運動に日々邁進して まいりました。さらに飛躍し続けるためには、会員数の減少や組織のマンネリ化を克服し、現状維持に甘んじる ことなく、常に新たなチャレンジと成長を追求することが重要です。
 そこで、今年度は、「万里一空」をキーワードにして、どこまでも広がる大空のように、大きな目標に向かっ て、一つの道をひたむきに歩み、今日よりも明日、さらに高い目標を目指して自己を成長させ現状維持に満足し ない組織作りを目指します。
 現状に満足することなく、常に学び続ける姿勢を持ち、新たなスキルや知識を習得して効率を高めながら、さ らなる成果を追求していきます。また、自己啓発を怠らず、視野を広げてより豊かな人間性を育み、困難に直面 した際には自分を試すチャンスと捉え、乗り越える力を養っていきます。失敗を恐れず、むしろ失敗から学び次 に活かすことで、着実に前進し、他者との協力を大切にしながらチームの成果を最大化し、建設的な意見交換を 通じてより良いアイデアを生み出していきます。
 現状維持では成長が停滞し、時代遅れになるリスクがあるため、常に新たな挑戦と改善を続けることが重要で す。絶えず変化する情勢に臨機応変に対応し、自己成長と組織の発展を追求し、未来に向かって前進し続けます。

<創立 55 周年に向けてさらなる高みへ>
 近年、守山青年会議所に入会された多くの会員は周年を経験した者が少ないのが現状です。そのような状況の中、本年創立 55 周年を迎えます。前回の周年とは異なり、会員全員の経験が乏しいと言っても過言ではありま せん。しかし、今では私たちも経験を積み重ね、新しい知識やスキルを活かして、さらなる挑戦に向けて準備が 整っています。過去を再現するのではなく、応用して新たな歴史を刻むこと。次なる 60 周年の節目、その先の 100 周年に向けて、全員が一丸となり、地域社会に貢献し自己成長を続けることを目指します。

<会員数のさらなる高みへ>
  守山青年会議所は、年々会員数の減少に悩まされています。主な原因として考えられることは、入会者数より退会者数や卒業生の数が増加していることです。この問題は守山青年会議所だけでなく、滋賀県内や日本国内の 青年会議所でも大きな課題です。そのため、単に入会を目的とするのではなく、入会後から卒業までのプロセス を重視し、青年会議所での楽しみや喜びを構築し、会員の一人ひとりが充実感を持てる活動を通じて、持続可能 な組織作りを目指します。

<広報のさらなる高みへ>
 我々の活動を多くの方に知っていただく手段として、広報活動が重要です。広報活動は様々な手法があげられますが、これまで活用してきた SNS 媒体を引き続き利用することが、永続的かつ効果的であると考えます。費用 対効果の高い、現代に適した広報活動を強化することで、守山青年会議所の魅力や活動内容を広く伝え、地域社 会の受け手の関心を深め、また新たな会員の獲得にも繋がります。効果的な広報活動を通じて、青年会議所の存在意義を周知し、より多くの人々に我々の活動・運動への参加を促すことを目指します。

<理念共感のさらなる高みへ> 
 我々が住み暮らす地域にはそれぞれの課題がありますが、「明るい豊かな社会」には地域や国境の制約はありません。理念は単なる言葉に留まらず、実際の行動や決定に反映されるべきものであり、組織や個人の活動を支 える重要な要素です。理念を浸透させることで、青年会議所の基本的な考え方や信念、行動の指針に共感し、一 致団結していくことを目指します。

<会員資質のさらなる高みへ>
 会員の減少に伴い、多くの会員が組織内で様々な役割を経験し、責務を果たしてきました。さらに、守山青年会議所が飛躍し発展を遂げるためには、守山だけでなく、多くの関係諸団体と積極的な関わりが必要です。
 創立 55 周年式典の際には、県内の青年会議所や多くの会員のご臨席を賜ります。他の青年会議所の会員や関 係諸団体の方々と関わりを持つことで、守山を知っていただくとともに、自身のまちでは気付けなかったことを
知る貴重な機会となります。新たなチャレンジを通じて、会員資質向上のさらなる高みを目指します。

<リーダーシップ開発のさらなる高みへ>
 青年会議所はリーダーを輩出する組織です。どの団体や組織にもリーダーが存在しますが、私たちは単なる指導者ではなく、真のリーダーシップを発揮し、より良い社会の礎を築いていかなければなりません。
 リーダーは、人を導き、志や善意に頼りながら熱意を吹き込み共に進みます。我々は、こうした理解のもとで
真のリーダーシップを発揮し、失敗を学びに変えながら共に成長し、より良い未来を目指します。

<賛助会員のさらなる高みへ> 
 賛助会員の皆さまからのご支援は、私たちが地域社会に貢献し、活動を継続するための大きな力となっています。これからも、「明るい豊かな社会」の実現に向けて邁進し、より良い未来を創造するために、賛助会員とのコ ミュニケーションを強化し会員との交流の場を提供し、直接的な感謝の意を伝えます。また、守山青年会議所の 公式サイトや広報媒体において、賛助会員様の支援への感謝を掲載し、特別なご支援として紹介します。これに より、社会的な認知度を高めるとともに、感謝の気持ちを形にして強固な関係を目指します。

<結びに>
 守山青年会議所は、50 周年の節目から新たな会員の増加と豊富な経験が加わり、大きな変革の時を迎えました。新しい挑戦に取り組む中で、多くの会員が初めての経験に直面し、試行錯誤をしながら確実に成長していま す。初めてのことが多く不安もありましたが、皆で支え合いながら困難を乗り越えた経験は、今や貴重な財産と なっています。過去の経験から学びつつ、時代の変化に柔軟に対応し、より良い未来を目指して邁進してきた守 山青年会議所は、多くの成果と発展を遂げました。我々は、これまでの努力を礎に、さらなる成長を目指して活 動を続けています。地域社会に貢献し、次の世代に伝えるべき大切な理念や価値観を深めるため、引き続き精進 してまいります。今後も、会員一人ひとりの熱意と力を結集し、共に成長し続けることで、守山青年会議所のさ らなる高みを実現します。

<基本理念>
・様々な団体との連携と発展
・自己成長と持続可能な組織作り
・真のリーダーシップの発揮

<運営方針>
・創立55周年記念式典、事業での成長
・60周年へ向けてのビジョン策定
・理念共感の伝播
・時代に即した広報活動
・リーダーシップの開発
・入会者増加、退会者無し
・賛助会員への感謝
・出向者支援

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